いつもと違う風景...
2009年 07月 23日
通勤途中でいつも目にしている光景が、ある日突然無くなっていたり、別なものになってしまっていたりする事はありませんか? 今回は、そんなお話です...
通勤途中のクルマ屋さんの軒先にいたマスコットらしき大きな犬がいました。ゴールデンリトリバー種らしきその犬は、白く大きく独特な雰囲気を漂わせています。滅多に吠えませんが、時折見せる悲しそうな表情と大きな体に似合わないその優しい目。そんな犬がある日から目に見えてやせ細っていったんです。「病気?」と思っていましたが、13-4年程の年齢の為、体力はガタ落ちになり、動いている姿より臥せっている姿を見る事が多くなりました。それでも、大型犬の独特な雰囲気は人を寄せ付けません。人に馴れ合わない性格のようにある一定の距離をもって人と接していたようです。
半年前振りに、その犬を見かけたときには、随分とやせ細り、自力で立ち上がる事も動く事も出来ないくらいに衰弱していました。そして、7月に入るとクルマ屋さんの軒先で見かける事も少なくなります。
そして、今日。その軒先に小さな祭壇とある告知がされていました。老衰の為、亡くなってしまったのです。その告知には、保健所で駆除される寸前を保護して、引き取りましたが度重なる人からの暴力で人への信頼を失いかけていたと記されていました。それでも、軒先で道行く人たちの優しさと、人の目に止まる事で日常の一コマとして人からの優しさを受け、人への信頼を繋ぎ止めたと記されていました。その祭壇の前で手を合わせ、「ありがとう...」と一言、お別れの挨拶をしました。
何気ない日常で、当たり前のようにそこにいるだけで、良かったモノや人、そして、風景が変わっていきます。少し感傷的ですが、その犬と何かの絆があった為、出会えたのかも知れません。明日もそのクルマ屋の前を通り、会社に向かいます。マスコットを失ったクルマ屋さんの印象は薄れていくかもしれません。
5年程度、毎朝顔を合わしていた日課の様な日を思い出しながら、そのわんちゃんへの冥福を心から祈ろうと思います.....
通勤途中のクルマ屋さんの軒先にいたマスコットらしき大きな犬がいました。ゴールデンリトリバー種らしきその犬は、白く大きく独特な雰囲気を漂わせています。滅多に吠えませんが、時折見せる悲しそうな表情と大きな体に似合わないその優しい目。そんな犬がある日から目に見えてやせ細っていったんです。「病気?」と思っていましたが、13-4年程の年齢の為、体力はガタ落ちになり、動いている姿より臥せっている姿を見る事が多くなりました。それでも、大型犬の独特な雰囲気は人を寄せ付けません。人に馴れ合わない性格のようにある一定の距離をもって人と接していたようです。
半年前振りに、その犬を見かけたときには、随分とやせ細り、自力で立ち上がる事も動く事も出来ないくらいに衰弱していました。そして、7月に入るとクルマ屋さんの軒先で見かける事も少なくなります。
そして、今日。その軒先に小さな祭壇とある告知がされていました。老衰の為、亡くなってしまったのです。その告知には、保健所で駆除される寸前を保護して、引き取りましたが度重なる人からの暴力で人への信頼を失いかけていたと記されていました。それでも、軒先で道行く人たちの優しさと、人の目に止まる事で日常の一コマとして人からの優しさを受け、人への信頼を繋ぎ止めたと記されていました。その祭壇の前で手を合わせ、「ありがとう...」と一言、お別れの挨拶をしました。
何気ない日常で、当たり前のようにそこにいるだけで、良かったモノや人、そして、風景が変わっていきます。少し感傷的ですが、その犬と何かの絆があった為、出会えたのかも知れません。明日もそのクルマ屋の前を通り、会社に向かいます。マスコットを失ったクルマ屋さんの印象は薄れていくかもしれません。
5年程度、毎朝顔を合わしていた日課の様な日を思い出しながら、そのわんちゃんへの冥福を心から祈ろうと思います.....
by ma-saru1
| 2009-07-23 21:58
| 出来事