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別な視線から物事を見てみる、万人から外れてみる、挑戦してみる、何かを生み出してみる、すべては己の好奇心のために! 常に次なる自己啓発のために!探求心に歳は関係なし!


by ma-saru1
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小さな変化と大きな変化#04

コンプレストレバーで空気室に蓄圧された空気は、ストライカーの打撃で開放されたバルブから放出される。予め空気を逃がす空気孔がAPS-3では複雑になっている。押し出された空気は、空気流通口へ経て一気に圧が逃げる方向へ向かう。APS-3では下からバレル方向へL字状に空気流通が施されている。パッキンで密封された通路は所々狭くなった箇所も有るので、思った以上に速く空気が逃げようとする。やがてインナーバレル後方のBB弾にたどり着きパッキンにて保持されたBB弾を空気圧により開放して全面に押し出す。しかし、BB弾とバレル側壁のわずかな隙間を通る空気もある。この空気の勢いが通常エアーの勢いのそれより速いとしたら...別の空気の壁が出来る。...が問題はここにある。少しでもその勢い有る空気の壁にBB弾が触れてしまったら?

追い風に乗り勢い良く飛び出したBB弾が、より強い気流に少しでも触れると...弾道に乱れが生じるのでは? それが証拠にスビード競技と思っている「プレート競技」では銃に大きなブレを起こしやすく、先端の気流が乱れたエアーに当たる確立も多い。タイトでテーパーが掛かっているバレルなら先端気流は相当なモノだと予想する。それにBB弾はSGM弾でも0.29g自重。これに影響ない訳が無い。

「そんなわずかな気流で弾道変化が起こる訳ない」と思われる諸子もいると思う。では、なぜ大会や練習会でエアコンなどの微風を気にする?もし、エアコン以上の気流が発射口付近で起こっていて、それがBB弾に対する影響は?と考えると.....あながち間違ってない推論になる。

ノンホップのはずのAPS-3でBB弾がカープやシュートなどに似た弾道を描く、(ターゲットを避けるようにしてターゲットより遥かに小さく狭い隙間を通り抜けていく?)あり得ない現象だが実際に起こりえる事だ。


これが当方が所有しているタイトなテーパーバレル先端口の気流で起こる現象なら、APS銃としては問題ありだ。APSの性質上ブルズアイならこのまま問題ない。なぜなら均一に散開したエアーに触れる事無くBB弾独自の弾道を描いていけるからだ。(理論上での話。実際はかなりシビアだったと感じている) 問題は、プレートとシルエット。頻繁に銃の動きが激しい事からこの乱気流に触れる確立は多くなる。結果、BB弾は照準通りに着弾しなくなる。シルエットでは長距離になればなるほど発射口からの影響を受けない弾道の方がよい。

ならば、当方が組込んであるタイトすぎる製品バレルにテーパーは不要?と言うのが匠の考え方ではなかろうか。こうした詳細を匠と会話した訳ではない。多くの練習会などに参加している数々のエピソードや、各シューターの話、それに匠自身から聞いた「気流」の話、私自身が経験した数々の事からの推測論だ。

では、どうして即座に切り落としを実行したのか? 


ある意味、直感!!
それによって変化する未来が面白いだろうと思ったからだ。(匠の進めもあったしね)

様々にプラス思考の出来事が重なった、
この期を逃す手はない!!

(テーバー部分をそぎ落としたAPS-3/フロント部分の写真)

続く...
小さな変化と大きな変化#04_c0039761_21372499.jpg

by ma-saru1 | 2008-10-02 21:37 | GUN