亡国のイージス
2005年 12月 29日
亡国のイージスWeb Site
「亡国のイージス」DVDを観る。ある日、15人の某国テロリストのよってアメリカが極秘開発した生物兵器が強奪、そして、海上自衛隊保有の最新鋭イージス艦が、そのテロリストたちに占拠、生物兵器をミサイルにセットして、首都圏近郊がロックオンされる、政府に突きつけられた要求は2つ、タイムリミットは10時間... しかし、テロリストだけでは最新鋭イージス艦は動かない、同志として共鳴した海上自衛隊上級乗組員たち、しかし、思わぬ方向で事態は動いてゆく.....
ここまでのあらすじと、登場人物、そして、その登場人物の過去のストーリーが分かっていないと、理解できない映画だった。はっきりいってかなり「重い」感ある映画だ。どうも日本映画は、現在描写に主観を置くため劇中のストーリー展開がへたな部分がある。それも映画会社によってはまったく「ダメ」なモノもあるから不思議? これではせっかく映画にしても「伝わるものも伝わらなくなる」ばかり、よほど映像にしないほうがよい場合もある。今回の「亡国のイージス」もそんな部分がところどころに見受けられる。
これがアメリカ映画だったらそのキャラクター主観でストーリー展開するもの、たとえばスティーブ・セガール主演の「沈黙の艦隊」のようなストーリー展開とキャラクターならアクション映画として「やってくれるぜ!」みたいな爽快感も有り、それなりに楽しめるものだが、それとはおもむきが違う。登場人物のひとりひとのの深層心理をそれぞれに描写してシリアスな人間ドラマにしたがっているようだ。その割には、その背景が映像的に説明不足だと思った。映画「金田一耕助シリーズ」のように起因する過去の描写を見習ってほしい、時間とか金とかも問題もあるだろうが映画にする意味を考えてもらいたいものだ。もしも、某TV局がテレビドラマ化して製作したら...もっとおもしろく、はまり感のあるモノになると思う。映画製作会社ももっと危機感と使命感をもって製作してもらいたい。そんな意味で映画編集された以外のカットを基にディレクターズカットエディションを期待したいと思わせる映画だった。
最も印象に残ったのは、中井貴一が演じる役、「FTG3等海佐/ヨンファ」。言葉なしの演技もさり気なく観ている者に「何か」を感じとらせる演技ができていると思った事と、そのセリフも物静かながら何か感じさせるモノがあった。
海上の戦艦戦闘シーンも迫力あるモノになっているが、実写とCGの組み合わせでよい仕上がりをみせている。しかし、真田広之はどうしてしまったのだろう、もっとアクションを全面にしてもよいと思うのだが、もう無理できない齢なのかな? それと癖のある俳優たちを登場させているが役所としては不適な配役ではないか? いろいろ考えさせられる映画だったが、平和ボケしている日本に一石を投じるにはよい映画ではないだろうか。
「亡国のイージス」DVDを観る。ある日、15人の某国テロリストのよってアメリカが極秘開発した生物兵器が強奪、そして、海上自衛隊保有の最新鋭イージス艦が、そのテロリストたちに占拠、生物兵器をミサイルにセットして、首都圏近郊がロックオンされる、政府に突きつけられた要求は2つ、タイムリミットは10時間... しかし、テロリストだけでは最新鋭イージス艦は動かない、同志として共鳴した海上自衛隊上級乗組員たち、しかし、思わぬ方向で事態は動いてゆく.....
ここまでのあらすじと、登場人物、そして、その登場人物の過去のストーリーが分かっていないと、理解できない映画だった。はっきりいってかなり「重い」感ある映画だ。どうも日本映画は、現在描写に主観を置くため劇中のストーリー展開がへたな部分がある。それも映画会社によってはまったく「ダメ」なモノもあるから不思議? これではせっかく映画にしても「伝わるものも伝わらなくなる」ばかり、よほど映像にしないほうがよい場合もある。今回の「亡国のイージス」もそんな部分がところどころに見受けられる。
これがアメリカ映画だったらそのキャラクター主観でストーリー展開するもの、たとえばスティーブ・セガール主演の「沈黙の艦隊」のようなストーリー展開とキャラクターならアクション映画として「やってくれるぜ!」みたいな爽快感も有り、それなりに楽しめるものだが、それとはおもむきが違う。登場人物のひとりひとのの深層心理をそれぞれに描写してシリアスな人間ドラマにしたがっているようだ。その割には、その背景が映像的に説明不足だと思った。映画「金田一耕助シリーズ」のように起因する過去の描写を見習ってほしい、時間とか金とかも問題もあるだろうが映画にする意味を考えてもらいたいものだ。もしも、某TV局がテレビドラマ化して製作したら...もっとおもしろく、はまり感のあるモノになると思う。映画製作会社ももっと危機感と使命感をもって製作してもらいたい。そんな意味で映画編集された以外のカットを基にディレクターズカットエディションを期待したいと思わせる映画だった。
最も印象に残ったのは、中井貴一が演じる役、「FTG3等海佐/ヨンファ」。言葉なしの演技もさり気なく観ている者に「何か」を感じとらせる演技ができていると思った事と、そのセリフも物静かながら何か感じさせるモノがあった。
海上の戦艦戦闘シーンも迫力あるモノになっているが、実写とCGの組み合わせでよい仕上がりをみせている。しかし、真田広之はどうしてしまったのだろう、もっとアクションを全面にしてもよいと思うのだが、もう無理できない齢なのかな? それと癖のある俳優たちを登場させているが役所としては不適な配役ではないか? いろいろ考えさせられる映画だったが、平和ボケしている日本に一石を投じるにはよい映画ではないだろうか。
by ma-saru1
| 2005-12-29 12:19
| DVD